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教えて!クラウド先生『今までと同じ感覚で入力できる?』

2019/07/07 [SUN]
会計ソフトの入力って慣れてくると
ものすごいスピードで入力できるようになりますよね。
科目コードを覚えることはもちろんのこと
よく使う摘要は登録、その呼び出しキーを覚えて。
でも基本的には一件一件の入力の積み重ねになるわけです。
(他の管理ソフト等からデータを抜き出し、加工して取り込みなんてことも行われますけど。)
 
それに対してクラウド型のソフトでは?
同じような感覚で入力できるのでしょうか?
 
クラウド会計では一件一件の入力ではなく
データ連携による明細取込みを行い、その明細を仕訳登録していく
という作業が主となります。
この登録作業を設定したルールに従わせることによって、自動で仕訳が作成できてきます。
しかし、ルールの設定が難しいような場合は自分で登録する必要があります。
この時はかえって手間がかかったりしてしまうのです。
 
例えば買掛金の支払で売掛金の相殺後の金額を支払う場合
買掛金 / 預金   ××
    / 売掛金  ××
なんて仕訳を入力しますが
クラウド会計で明細を連携させている場合は
支払 ××
と支払った金額の明細だけが取り込まれています。
ここに
買掛金 / 売掛金 ××
と相殺した事実を伝票などで別に入力する必要が出てきます。
さらにシステム上で債権債務の管理をしている場合は
それぞれの解消事実を成立させる入力をする必要がでてきます。
 
このあたりはシステムに沿って行う必要がありますので
従来の会計ソフトと同じ考えではないということになります。
つまり、システムをしっかりと理解してから処理をしなければなりません。
 
もちろん、従来の会計ソフトと同じような入力をすることも可能ですが
クラウド型の特性上、ネットワーク上で作業するため
入力のレスポンスに若干の時間がかかります。
1仕訳あたりでは微々たるものですが、連続で多くの仕訳を入力するときは
従来型のソフトでの入力に比べるとストレスを感じると思います。
 
クラウド会計を使用するときはシステムをよく理解して
効率よく入力・登録できるように工夫することが大事です。
 
 
広島総合税理士法人は会計freeeの認定アドバイザーです。