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広島税理士のひとりごと『広島市税のキャッシュレス払いが変わりました』

2024/04/20 [SAT]

以前、「広島市税のクレジット払いが始まりました」というコラムを書いたことがあります。

https://www.hiroso-ac.jp/column/1265/

 

あれから4年の時を経て、さらに便利になった広島市税のキャッシュレス払いについて書いてみようと思います。

 

広島市では、令和5年5月末でバーコード読取方式での市税のスマホアプリ納付は終了し、令和5年6月以降は地方税共同機構が提供するキャッシュレス納付を使用することとなっています。

 

 これによって変更となったのは主に以下の点です。

  ①以前はクレジットカード払いしかできませんでしたが、

   現在はクレジットカード・インターネットバンキング・口座振替・Pay-easy・PayPayやd払い等の

   スマホアプリといった、様々なキャッシュレス納付ができるようになりました。

   まあ、クレジットカード払い以外は意味ないのでどうでもいい変更です。

  ②以前は納付可能な税目が、個人市民税・県民税(普通徴収)、固定資産税・都市計画税、

   軽自動車税(種別割)のみ、かつ納付書1通当たりの納付額が30万円以下の場合のみでした。

   現在はほとんどの税目が納付可能となっているほか、上限が1千万円未満となり、

   格段に利便性が上がりました(もちろんクレジットカードの利用限度額や○○ペイのチャージ上限額の

   制約は受けますが)。

   これまで納付額が高額でクレジットカード払いが出来なかった方もこれからは大丈夫です。

  ③以前はクレジットカード払いの納付額5,000円ごとに、

   システム利用料が46円(税抜)ずつかかりました。

   現在は1万円まで37円(税別)、以降1万円ごとに75円(税別)がかかりますので、

   手数料も2割ぐらい安くなっています。

 

そして再度力説しますと、クレジットカード払いで何がお得なのかというと、ズバリ税金を払ってクレジットカードのポイントがつくということです。通常、税金を値切ることはできませんが、実質値切っているのと同じになるわけです(PayPayやd払い等のスマホアプリで払うと手数料がかからないかわりにポイントも付かないので意味がありません)。

4年前は還元率が高いクレジットカードでないとかえって損になることにご注意ください(楽○カードではダメですよ)。と書きましたが、手数料が下がったことによりなんと還元率1%のカードならお得になるようになりました。

ただし、敵もさるもので、税金納付だけポイント還元率を下げるというクレジットカードが現れていますので、納付前にカード会社にご確認ください。たとえば、○天カードは税金だけポイント還元率が0.2%になってしまいました。

 

というわけで、銀行に行く手間もなくなり、ちょっぴりお得にもなるクレジットカード納付をぜひご検討ください。

https://www.city.hiroshima.lg.jp/soshiki/27/311796.html