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広島税理士法人井戸端会議『脂肪消費を高める』

2023/03/31 [FRI]

「痩せる」または「免疫力をアップする」などともいわれます。代謝とは、そもそも古いものと新しいものが次々と入れ替わることを意味する言葉で、人の体においては体内で起こる多くの生化学反応のことだそうです。

私たちの体内で行われている代謝にはいくつかの種類があり、よく耳にする基礎代謝に加え活動代謝と食事誘発性熱産生の3つに分類します。

動かずにじっとしていても消費されるのが基礎代謝(心拍や呼吸・体温の維持のために消費される)です。そして、体を動かすことで消費されるのが活動代謝、食べたものの消化に使われるのが食事誘発性熱産生です。

3つの代謝のなかで基礎代謝は、私たちが1日に必要とする総エネルギー消費量の実に約6割だそうです。このように割合が高いうえ、安静にしていてもエネルギーを消費するため、体重を落とすためには基礎代謝を上げるのが効率的だといわれているそうです。

1日の総エネルギー消費量の約3割を占めるのが活動代謝で、身体活動によるエネルギー消費は、運動によるものと、非運動性身体活動(家事などの日常生活行動)によるものに分類されるそうです。体格に大きく依存する基礎代謝や食事の摂取量などに依存する食事誘発性熱産生に比べ、活動代謝は身体活動の量で比較的容易にコントロールできるのが特徴です。

身体活動は、スポーツなどの運動だけでなく、家事や畑仕事・庭仕事などによる活動も含まれますから、ジョギングなどのスポーツの習慣がないからといって身体活動量が少ないとは限りません。

現代人のライフスタイルの変化が活動代謝(身体活動量)に与える影響が、従来から指摘されています。たとえば、数十年前の掃除や洗濯、料理、買い物かごをもって行く買い物、通勤などでの駅の階段の上り下りなどの光景は、ロボット掃除機や全自動洗濯機、ネット通販、エスカレーターなどの普及で大きく様変わりしました。その結果、私たちの生活(体にかかる負担)は楽になりましたが、一方で、その分だけ身体活動量が減っているというわけです。

不便な生活をしていれば、スポーツの習慣づけなどしなくても身体活動量が維持されて、より健康的かもしれないと考えると、便利なことが総合的にみて本当によいことなのかと思えます。

リモートワークが普及し、郊外や田園地帯に転居し畑仕事や庭いじりを楽しむ方がいらっしゃるようです。健康のためにはそのほうが断然よさそうに思えますが、なかなかそこまでできる方は多くはいらっしゃいません。また、数十年前の生活に逆戻りするのも今となってはやはり難しいです。

そこで、マスクの置き場所を便利な場所から奥の部屋に移し、在宅勤務ならプリンターを隣の部屋に設置するなど、ほんの少しだけ自分にイジワルをしてみるというのはどうでしょう。

また、わざわざ不便にしなくても、たとえば最近流行のスティックタイプ(コードレス)の掃除機に変えたら、従来のコード式掃除機のときより小まめに掃除するようになったという方がいらっしゃるそうですから、そうしたことも日常の身体活動量をアップさせるひとつのアイデアです。

こうした小さな積み重ねは、「塵も積もれば山となる」以上の効果が期待できるようです。こまめに体を動かす習慣がつくと、体を動かすのが億劫でなくなるとともに体力も付き、日常生活が自然と活動的になる、つまり、活動的な日常生活への引き金になり得るというわけです。

心地よい季節だからと急に運動を始めて捻挫や負傷などになるより、普段の日常生活のなかで自然に無理なく活動量を増やす方が、季節に依存せず四季を通して持続的に活動代謝をアップできそうです。

 

広島総合税理士法人