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広島税理士のひとりごと『西洋・東洋の「12と10」』

2021/12/10 [FRI]

皆さん、こんにちは!

早いもので今年もあとわずかとなりましたね。私にとって2021年は、あまり行事がなく、会議・研修もリモートで行うので何かをしたという記憶が少ない1年になりそうでしたが、皆さんはどうですか?

海外では新たな変異株「オミクロン株」が急拡大しています。今はコロナの第6波が来ないことを只々祈るばかりです。

毎月10日にコラム欄を更新しています。今日は12月10日ということですので、数字を扱う仕事をしている人間として⑫と⑩という数字からお題をいただき、この2つの数字に関連する事項を西洋と東洋の世界から一つずつ取り上げました。

 

1.聖書にまつわる⑫と⑩

西洋からの⑫については世界史上1番のべストセラーである「聖書」からです。旧約聖書、新約聖書に展開される壮大な物語は人類に大きな影響を与えました。

新約聖書の中心であるイエス・キリストが多くの弟子たちの中から選んだ12人の弟子は「十二使徒」と呼ばれています。

12人の具体的名前は、ペテロ(シモン)、ヨハネ、アンデレ、セベダイの子ヤコブ、ピリポ、バルトロマイ、マタイ、トマス、アルパヨの子ヤコブ、ユダ(ヤコブの子、別名タダイ)、熱心党のシモン、イスカリオテのユダです。

12人のうちイスカリオテのユダがのちにキリストを裏切ったため、代わりにマッテヤが選ばれました。

何人かは聞いたことのある名前だと思います。

「最後の晩餐」「キリストの昇天」「聖霊降臨」等の有名な絵画にこの十二使徒が描かれているのを見た人も多いのではないでしょうか?

 

次に⑩についてはモーセの10戒を取り上げます。

「モーセの十戒」とは、旧約聖書の「出エジプト記」にある文章のなかで神がシナイ山でモーセを通じてイスラエルの民に授けたとされる10か条の戒めを言います。

以下にそれを記載しておきますが、ユダヤ教・キリスト教の倫理の根本を簡潔に示しています。

①ヤハウェのほかなにものをも神としないこと

②主たる神の名をみだりに呼ばないこと

③安息日を記憶してこれを聖とすること

④父母を敬うこと

⑤殺さないこと

⑥姦淫しないこと

⑦盗まないこと

⑧偽証しないこと

⑨他人の妻を恋慕しないこと

⑩他人の所有物を貪らないこと

 

 

2.干支にまつわる⑫と⑩

東洋からの事項としては、中国古来のもので現在でも私たちの生活に大きく影響しているのとして、干支を取り上げます。

干支とは正確には十干十二支(じっかんじゅうにし)といい、今でも暦に使用されていますね。

十干は木・火・土・金・水という五行(古代中国で万物の源とされていた五元)思想と陽の気(え兄)・陰の気(と弟)の組が組み合わせて出来上がりました。

この十干に中国の暦法で天を十二に分け十二の動物に当てた「十二支」が組み合わせられ、「十干十二支」として用いられるようになったため、「十干十二支」を表す干支(かんし)が「えと」と呼ばれるようになったそうです。

 

60歳のことを「還暦(かんれき)」と言います。これは先ほど紹介した干支が一巡すると60年であることから「暦が一巡して元に還った」という意味を込めた言葉のようです。私は亥年生まれで、2年前にこの還暦を迎えて、干支の2巡目を歩き始めたばかりです。

1巡目ではいろいろ失敗はしましたが、2巡目はそれを教訓にしてできるだけ失敗しないようにしっかりと生きていきたいと思いますが、なかなか難しそうです。

 

 

皆さん、来年も当法人を宜しくお願いいたします!

 

 

広島総合税理士法人 蔵田 修