新型コロナウイルスの感染が拡大する中、
墓参りが変化しているという。
ビデオ会議機能を利用した「オンライン墓参り」や
スマホのテレビ電話機能を利用した「リモート墓参り」、
さらには墓掃除を業者に依頼して同時に墓参りも
代行してもらうというものまであるようだ。
いずれも墓参りする人(業者など)と
実際に行かない人(遠方にいる親族など)とがつながり
墓参りをした気分になるというものである。
そもそも墓参りとは、先祖や故人を偲び、思いを馳せるものであり、
生かされていることに感謝するために行うものだと思う。
実際にお墓の前に行ってこそ初めてその目的が果たせる気がする。
数年前に、「私はお墓の前にいません」という内容の歌が流行した。
お墓は先祖や故人とつながる場所とはいえ、
そこに先祖や故人はいないのであれば、
お墓に参らなくても「オンライン」や「リモート」など
何らかの形でつながっているのもありなのかもしれない。
要は離れていても思うことが大事ということだろう。
コロナによって変わってしまった墓参りだが、
この先定着するのだろうか。
広島総合税理士法人